突然にやってくる訃報のお知らせ。
現在移動が自粛を求められていることもありなかなかお通夜・お葬式・告別式に参列するのもはばかられますよね。
しかし、自分の気持ちを故人に伝えたいのはみなさん同じです。
そんな時に思いを伝えるのに役立つのが弔電(ちょうでん)です。
この記事では基本的な電報の送り方と注意事項・確認事項を解説します。
急な手配で時間がない場合は、参考定型文を使って間違いがないかを確認しましょう。
慌てないで大丈夫だから順番に手配していこうね
Contents
基本的な弔電の手配方法
どこの電報会社を使用しても下記の手順になります。
- インターネットか電話で申し込む
- 必要事項を記載し、お届けのタイミングを指定
- 電報の台紙を選ぶ
- メッセージを作成する
- 支払いをする
【弔電】電報を送る前に確認すること5点
弔電を手配する前に以下を必ず確認しましょう。
この5つさえ確認できれば、すぐに弔電の手配は完了します。
- 喪主のお名前(フルネームが基本、不明な時は「(故人名)様ご遺族様」などの表記にしましょう)
- 弔電受取人(主に喪主)と故人の続柄
- 葬儀、告別式の日時
- 弔電の送り先住所と式場名
- クレジットカード番号と有効期限、セキュリティーコード(クレジット払いの場合)
【弔電】電報を送る前に注意すること4点
手順と確認事項をみてきましたが、もっとも気をつけたいのは失礼にあたることをしてしまうことです。
下記4点をしっかり確認し、弔電手配を行いましょう。
送付先は受取人の住所ではなく、葬儀会場に直接送る
よくある間違いが受取人の自宅に送付してしまうことです。
弔電の送付は必ず葬儀会場にしましょう。
ちなみに最近多い家族葬では弔電が辞退されることがよくあるため、葬儀の案内に書かれている内容をしっかり確認しましょう。
最近はお葬式やお通夜も少しづつ内容が変わってきているんだね
式の前に届くように手配する
弔電は読み上げられることを前提としています。
そのため、式の前のタイミングで到着するようにしましょう。
ただし、あまりにも早い手配で親族到着の前に式場に届いてしまうことは失礼にあたります。
電報の発送のタイミングについての記事はこちら
敬称が普通の電報と異なるため確認する
弔電の場合、普通とは違う呼び名を使います。
下記がよく使われるものなので確認してくださいね。
故人 | 敬称 |
喪主の父 | ご尊父さま(ごそんぷさま)/お父さま(おとうさま) |
喪主の母 | ご母堂さま(ごぼどうさま)/お母さま(おかあさま) |
喪主の祖父 | ご祖父さま(ごそふさま)/御祖父さま(おじいさま) |
喪主の祖母 | ご祖母さま(ごそぼさま)/御祖母さま(おばあさま) |
<注意>
故人が受取人の親の兄か弟か、または姉か妹かによって敬称が変わります。
「おじさま・おばさま」と読みは同じですが、漢字が異なるので注意しましょう。
敬称一覧の記事はこちら
忌み言葉に注意した文章にする
弔電を送る場合に避けるべき言葉があることをご存知ですか?
最近は気にしない人が多くなってきたものの、知っておくと手配時に失礼な間違いをなくすことができます。
重ね言葉
繰り返すという意味を連想するものは避ける
「たびたび」「かさねがさね」「いろいろ」など
不吉な数字
以下2つの数字は使わない
死を連想させる「4」
苦を連想させる「9」
生死を表す不幸な言葉
生死をダイレクトに表す言葉は避ける
「死亡」「亡くなった」
「生存」「生きている」など
言葉で表したい場合は、生きていたことは「生前」、亡くなったことは「逝去」という言葉を使いましょう。
仏教やキリスト教など宗教によってタブーの言葉もあるから必ずチェックしてね
忌み言葉一覧の記事はこちら
【弔電】送付方法と注意事項まとめ
ここまでは弔電の基本的な内容についてみてきました。
急な弔電手配にも慌てずに、しっかり確認して手配をしましょう。
誰しもいつか来るお別れの日にきちんと思いを伝えられるように電報を上手に使ってくださいね。
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